【モラトリアム人間】2015年11月「Who am I ?」
かなり異例のカメラマンさんです。
何が珍しいかというと、彼は「家電量販店で働いているトキコさん」しか知らず、「花咲トキ」の存在を知らない人。
私が「花咲トキ」として写真に写っている姿を、何も見たことが無い人が、今回のカメラマンです。
最後に「何かにこの写真を使うとしたら、カメラマンの名前なんて書いておく?」って聞いたら
モ「え、いいよ!別にそういうの。撮った写真は全部あげるし」
ト「じゃあ、本名でいいの?」
モ「じゃあ・・・【モラトリアム人間】で。」
・・・この人、やっぱり変わってる。
これは「爽やかバージョン」。
家電の仕事中、私が選ぶ言葉や表現方法を物凄く高く評価してくれていて、「感性が合う気がする!」と言われていました。
そんな人が「撮ってみたい!」というのだから、「花咲トキを撮ってみたい」という人とは違った感覚なんだろうと思って。
「花咲トキ」ではない私を、何の先入観もない状態で撮るとどうなるかという実験みたいな感じで、被写体を引き受けてみました。
実験の結果が、これです。続編もあります。
彼が私の事を「花咲トキ」だと知らないように、私も彼の事を知らないのかもしれない。
「モラトリアム人間」ではなく、さらに別の顔があるのかもしれない。
(続く)
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